午後7時の顔面神経

ハロヲタのための24のガヴォット第7番変ロ長調 顔面神経午前7時

アイドル30年史 1970年

 

 

 

最初はアイドル30年史を掲載していました。

2001年の連載なので(1970年~1999年)になります。

アーカイブから発見したので消えないうちに転載しときます。 

1970年   イメージの詩 (よしだたくろう) 

at 2001 05/17 16:42 編集

 

吉田拓郎がアイドル? 若い人ならそう思うだろうね。

でもあの時代、よしだたくろう はまぎれもなくアイドルでしたよ

 

そのデビュー曲がこれです。長い曲だけど

単純なフレーズの繰り返しで曲としては単調なんだけど

詩の説得力はニッポンの音楽史上類を見ない気がする。

 

♪闘いつづける人の心を、誰もがわかってるなら

 闘いつづける人の心は、あんなには燃えないだろう

 

♪長い長い坂を登って後を見てごらん、誰もいないだろう。

  長い長い坂を降りて後を見てごらん、みんなが上で手を振るさ

 

♪古い船には、新しい水夫が乗りこんでゆくだろう

  古い船を今動かせるのは古い水夫じゃないだろう。

  なぜなら古い船も新しい船のように新しい海へ出る。

  古い水夫は知っているのさ、新しい海の怖さを

 

このほかにも、納得させられる言葉が次々と出てくる。

 

(この曲は1997年に浜田省吾ト長調でカバーしている)

 

 

 

よしだたくろう の人気が目立たなかったのは

今で言う インディーズにあたるマイナーレーベルの

エレックに所属していたためで、コンサートや深夜放送を通じて

しだいに知られるようになっていった。

 

後に CBSソニー に移籍し 今日までそして明日から で

メジャーデビュー メジャー2曲目の 結婚しようよ で

多くの人に知られるようになるのだが、古くからのファンを

失う結果にもなった。

 

♪私は今日まで生きてみました。そして今私は思っています。

 明日からもこうして生きてゆくだろうと (今日までそして明日から)

 

♪年老いた男が川面を見つめて時の流れを知る日が

 くるだろうか(マーク2)

 

この年の新人賞は

 

「もう恋なのか」 にしきのあきら 浜口庫之助 浜口庫之助 森岡賢一郎

「経験」 辺見マリ 安井かずみ 村井邦彦 川口 真

「一度だけなら」 野村真樹 山口洋子 猪俣公章 猪俣公章

「愛のきずな」 安倍律子 加茂亮二 鈴木 淳 船木謙一

走れコウタロー」 ソルティ・シュガー 池田謙吉 池田謙吉

/前田伸夫 池田謙吉