午後7時の顔面神経

ハロヲタのための24のガヴォット第7番変ロ長調 顔面神経午前7時

アイドル30年史 1980年~1981年

1980年代前半概観

at 2001 04/15 20:52 編集

 

いよいよアイドル30年史も80年代に突入するわけだが

日本のアイドル史 のみならず 音楽史 においても

ひじょうに大きな存在となったのが松田聖子である

70年代までアイドル歌手のアルバム といえば洋楽やニューミュージックのものと同等に議論されることすらなかった

その意味でアイドルポップスの地位を飛躍的に高めた功績は

スタッフも含めて高く評価されるべきである

21世紀になって実の娘がデビューするのもなにか運命を感じさせる

 

そして いろんな意味でライバルと見られていたのが中森明菜

2人とも歌唱力は高く評価されていたし 初期の楽曲はいずれも名曲ぞろい

だがその後の芸能界での軌跡は対照的である

 

ほかにも 柏原よしえ(後の柏原芳恵)

小泉今日子 河合奈保子 をはじめとして

第2期アイドル黄金時代を築く者たちが続々と登場する 

 

 

 

忘れ去られた?アイドルたち

at 2001 04/30 17:16 編集

 

いつデビューして いつ消えていったのかわからないけど

確かに存在していたアイドルたちがいた

 

松本伊代  堀ちえみ  田中久美

つちやかおり  新井薫子  松村和子

シュガー  石川優子  石川秀美

早見優   北原佐和子  安田成美

 

ほかにも言われれば思い出す人がいっぱいいると思うので

掲示板に書いてくれるとうれしいです

 

 

 

 

世を去ったアイドル

at 2001 04/30 17:34 編集

 

佐藤佳代 といってもピンとこない人が多いかもしれないが

岡田有希子 といえばわかるかも

 

この人は秀才でした。芸能界入りの条件として母親が出したのは

学年1位になること だったのだが

見事この難題をクリアして 難関の15群

(名古屋の人でないとわからないかもしれないが 東京風に言えば 偏差値の高いところ)

に合格した。(上京のため転校したけど)

 

しかしフピュアな秀才に芸能界の水は飲めなかったのか

数年後 ビルの屋上から飛び降りて自殺してしまった

 

 

モーニング娘。から4人が卒業し 鈴木あみが引退寸前に追い込まれ

それぞれのファンサイトで議論がたえないけれど

 

大丈夫 まだ生きてるから(by 飯田圭織 to辻希美 )

というサイパンの言葉じゃないけれど

生きている限り復帰する可能性だってないわけじゃない

中澤裕子はソロとして活動を続けるわけだし

市井紗耶香も いつかソロアーティストとして戻ってくることを約束している

 

 

 

 

 

 

 

 

1980年    裸足の季節   ( 松田聖子

at 2001 05/17 17:05 編集

 

日本のアイドルポップス史上最大の存在といってもいいかもしれない。

70年代までのアイドルと異なる点はいろいろあるが

その1つにアルバムのクオリティの高さがあるだろう

1stアルバム SQUALL は他のジャンルの作品と比べても全く遜色がない

80年代のアイドルはアルバムで勝負 という意気込みを感じさせたし

それまで音楽的にはやや低く見られていたアイドルポップスの地位を飛躍的に高めた

 

もう1つの違いをあげれば 歌詞である

70年代のアイドルのスタンスはあくまで受身であり 待っている女 であったが

このアルバムでは 奪い取る女 のスタンスが明確に打ち出されている

それに伴ってサウンドはハードになっているのだが

それに負けない歌唱力と表現力がアーティストとしてのアイドル を可能にした

 

男性では 3年B組金八先生 に出演していたいわゆる たのきんトリオの1人

田原俊彦 が 哀愁でいと でデビューした

この曲は 洋楽 NEWYORK CITY NIGHT に日本語の詞をつけたものだが

歌唱力は極めて低かった

 

新人賞レースはほとんどこの2人の一騎打ちの形になったが

岩崎良美(赤と黒) 

沢田聖子(キャンパススケッチ)

をはじめ実力派が多かった

 

新人賞は

 

「ハッとして!Good」 田原俊彦 宮下 智 宮下 智 船山基紀

「あなたの色マノン」 岩崎良美 なかにし礼 芳野藤丸 大谷和夫

「ヤング・ボーイ」 河合奈保子 竜真知子 水谷公生 船山基紀

青い珊瑚礁松田聖子 三浦徳子 小田裕一郎 大村雅朗

「帰ってこいよ」 松村和子 平山忠夫 一代のぼる 斎藤恒夫

 

 

 

 

 

 

 

1981年  スニーカーぶるうす (近藤真彦

at 2001 05/17 17:06 編集

 

イントロ(および間奏)は ジリオラチンクウェッティの 雨 を露骨にパクっている

アイドルポップスがニューミュージックに傾きつつあった時代に

ある意味で 純然たる歌謡曲でもあった

松本隆の詩はかなり推敲のあとがあるし

90年以降のJ-POPでは失われてしまった香りがそこにはある

 

このデビューシングルに続く

2ndシングル ヨコハマチーク はやや期待はずれの内容だったが

3rdシングル ブルージーンズメモリー が歴史に残る名曲

セリフの バカヤロー はカラオケで歌うと実に気持ちがいい

アルバムの中にも 哀しきハイスクール や

傷だらけのアベニュー などの名曲があり

田原俊彦に比べて曲には恵まれていたといえる

 

この年は対抗馬不在で しいてあげるなら

ハイスクールララバイイモ欽トリオ)くらい

 

少女人形(伊藤つかさ) は14歳とは思えないほど幼く見えた

この曲の作曲は 南こうせつ で

こうせつは イモ欽のアルバム中の 山口良一のソロ曲も作曲している

 

アルバムでは 松田聖子 の3rdアルバム

Silhouette  が出色

(4thアルバムはやや期待はずれだがクオリティは高い)

 

新人賞は

 

「ギンギラギンにさりげなく」 近藤真彦 伊達 歩 筒美京平 馬飼野康二

「てれてZinZin」 竹本孝之 三浦徳子 馬飼野康二 馬飼野康二

「父さん」 祐子と弥生 さいとう大三 宮坂 実 馬飼野俊一

函館本線」 山川 豊 たきのえいじ 駒田良昭 前田俊明

「はみだしチャンピオン」 沖田浩之 阿木燿子 筒美京平 筒美京平